製品情報
濾過ソリューション事業 濾紙・濾布濾過機
水平濾板型濾過機 NF/HPF
優れた経済性、耐久性、作業性を誇る水平濾板型濾過機
特長
-
複面濾過機構で濾過面積を最大化(NFシリーズ)
濾材(濾紙や濾布)を濾過板の両面に挟み込む事により、複面濾過機構を実現し、処理濾過量を増大させました。
-
ケーク量の多い濾過にも対応(HPFシリーズ)
ケーク量に合わせて高さ調節可能、かつ、片面のみの濾過とすることにより、ケーク量が多い液体の濾過においても、多くのケーク量を保持できる構造になっています。
-
濾過後のケーク回収が容易(HPFシリーズ)
水平な濾過板であるため、捕捉された液体中の固形分や濾過助材(ケーク)は安定した形状で保持され、容易な回収が可能です。
-
残液が無く、原液を完全に濾過することが可能
濾過機の最下部にも濾紙/濾布が配置されており、全ての残液を完全に濾過し、残液が残らない構造になっています。
-
抜群の洗浄性・多品種製造に最適
濾枠と濾過板が分解できる構造であり、濾過機の洗浄が簡単にできます。バッチごとの洗浄が容易なため、多品種製造に適しています。
-
コンパクトで可動式
ロスイキの水平濾板型濾過機はコンパクトで非常に使いやすく、キャスター付きなので移動する際も容易に濾過機を動かすことができます。
濾過原理
- 濾枠と濾材(濾紙/濾布)を交互に積み重ねることで、多段式に濾過することができます。
- NFシリーズは濾過板の上下を濾材で挟み込む事が出来るため、濾過板の両面側から濾過することが可能となり、濾過量を多く取ることが出来ます。
- HPFシリーズは濾過板の上部のみで濾材を挟み込むため、濾過板の片側からのみ濾過することになり、濾過量としてはNFシリーズより少なくなりますが、その代わり、非常に多くのケーク量を保持することが可能となります。また、濾過後のケークの回収も容易に行うことが出来ます。
- 対象液の粘性やケーク量、濾過目的などから、機種や濾材(濾紙/濾布)の精度も選定いたします。
関連動画
製品仕様
NFシリーズとHPFシリーズの主な仕様は以下の通りです。
ご要望によって、濾枠の直径と段数を選ぶことができます。お客様のご要望によってオーダーメードでのご提供も可能です。条件にもよりますが、特型として濾枠の直径60㎝まで(NF60/HPF60)設計・製造が可能です。
またサニタリー化やジャケット付きなど、様々なオプションにも対応出来ます。
仕様 | NF30-10 | NF40-10 | HPF30-10 | HPF45-10 |
---|---|---|---|---|
濾過方式 | 両面 | 両面 | 片面 | 片面 |
濾過能力 (ℓ/h) | 5000 | 8000 | 2600 | 6000 |
濾過面積 (m2) | 1.27 | 2.31 | 0.64 | 1.47 |
濾枠段数(段) | 10 | 10 | 10 | 10 |
濾枠高さ (mm) | 20 | 25 | 30 | 50 |
最高使用圧力(MPa) | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
濾材数量 (枚) | 21 | 21 | 11 | 11 |
濾材寸法 (mm) | 外径ф310×内径ф34 | 外径ф410×内径ф57 | 外径ф310×内径ф34 | 外径ф470×内径ф59 |
タンク容量 (ℓ) | 31 | 64 | 37.5 | 183 |
収容ケーク容量 (ℓ) | 6.3 | 14.2 | 9.4 | 47.2 |
装置寸法 (mm) (W×D×H) | 850×700×1535 | 1400×850×1390 | 800×650×1635 | 1400×900×1620 |
※装置寸法は標準ポンプ付きの大きさです。
その他のオプション
プレコートタンク
プレコート用の濾過助剤を循環するためのプレコートタンクが、濾過機と同じ架台に載っている一体型のため、コンパクトで作業効率の良い仕様です。
ジャケット付きタンク
昇温濾過を希望されるお客さまに対しては、ジャケット内に温水や蒸気を通すことで、濾過中に希望する高い液温を維持して濾過することが可能になります。
タンク吊り上げ装置
濾過機が大きくなると、大きい濾過タンクが必要となり、重量も重くなります。一人では持ち上げられない際に、安全でスムーズな作業が可能となります。
用途・適用例
- 香料の濾過
- 化学薬品の濾過
- 化粧液の濾過
- エキスの濾過
- 生薬の濾過
導入実績
- 香料メーカー
- 化学メーカー
- 化粧品メーカー
- ドリンクメーカー
- 製薬メーカー
- 調味料メーカー